EOS Rの検証(動体編) [カメラ]
EOS Rは、操作方法に慣れが必要なものの、第一印象は概ね満足できる機種である。
では、動体ではどうなのか?
期待するのは画質向上とAFの合焦速度と追尾、懸念するのは連続撮影時の挙動。
AFは当然70Dよりも良いハズ。遠方からの顔認識やゾーンAFの性能が気になるところ。
連続撮影能力は、高速連続撮影で8コマ/秒(70Dは7コマ)、サーボAF時5コマ/秒。
晴れ間を覗かせる休日に、ソフトテニスの試合を撮ってみた。
使用レンズはEF 70-300mm f4-5.6L IS USM
まずはAF。サーボAFと顔認識で結構認識・追尾する。
合焦も早い。ゾーンAFもしっかり働く。
これは良いぞぉ!と連写した瞬間、ファインダー内が凄いことに(´д`)。
5コマ/秒というスペックがどうこうよりも、残像が酷い。
擬音を使うと「ヌメー、ヌメー、ヌメー」、とても気持ち悪い。
具体的に書くと、選手がベースラインからネット際に走り込む際、連写毎にベースライン→サービスライン→ネット際とコマ送りとなる。
これが絶妙に使いづらい。
真っ直ぐ向かって来るならまだしも、ポーチボレーで横に動かれたら、残像で見えていないので、追いかけられない。
ワンショットAFならば、コマ送りも何とか許容できる範囲にはなった。
擬音を使うと「テ・テ・テ・テ・テ・テ・テ」な感じ。
しょぼいシャッター音と相まって、爽快感は皆無である。
画質は当然良い(5D4と同じセンサーらしいし)、ピントも70Dよりも外れが少ない。
ただ、連写のコマ数が違うため70Dとタイミングが異なり、ジャストミートの瞬間がなかなか撮れない。
激しい動きの少ないテニスでこれだと、サッカーとかバスケとか無理じゃなかろうか?